パルテア

博士とジャンヌはシャルル皇太子に謁見するためにシノンへ向かった。

途中、敵国のブルゴーニュ地方を通過すると、町はロレーヌから来た娘のうわさで持ち切りだった。

皇太子の王宮のある宮廷へ到着すると、皇太子まだジャンヌの事をまだ信用しておらず変装して謁見した。

しかし本物を見分けたジャンヌに強い感銘を受け、オルレアンに行く許可を与えた。

オルレアン到着後、オルレアン攻略の総司令官デュノワと共に、オルレアンを包囲するイングランドに対する攻防戦を指揮する。

ジャンヌは旗手として戦いに参加したが、弓やが右胸に刺さり負傷してしまう。

ジャンヌ負傷しながらも戦列に復帰し、最終攻撃の指揮を執り士気を高め、フランス軍が攻勢に出て、最終攻撃でフランス軍を勝利に導いた。

イングランド軍に勝利してオルレアンを解放したフランス軍は、イングランド軍に占領されていた領土を次々と取り戻した。


ランスは7月16日にフランス軍に城門を開き、シャルル7世の戴冠式が翌17日の朝に執り行われた。

ジャンヌと博士たちは、さらにパリへと進軍したが、ジャンヌはコンピエーニュで一筋の矢を受けて馬から転がり落ち捕虜となってしまう。

ジャンヌの異端審問裁判が開始された。ジャンヌが異端を認めたという内容に改ざんした宣誓供述書に署名させられた。

ルーアンのヴィエ・マルシェ広場で、高い柱に縛りつけられたジャンヌはそして火刑に処せられた。