パルテア

ジャンヌは、ルーアンのヴィエ・マルシェ広場で、高い柱に縛りつけられ、そして火刑に処せられました。

しかし、燃え盛る火柱の中にいたのは、直前に身代わりになったウィリアム博士だったのです。

ウィリアム博士は、燃え盛る火柱の中で死んだと思いましたが、気が付くと、海上の船の客室にいることに気が付きました。

部屋の外を覗くと、船の通路のデッキには、タキシード姿の男性や、ドレスを着飾った女性が、くつろいでいました。

ウィリアム博士は、また別の時間と座標の時空へ移動したことを理解し、船内を歩き回るには不便なので、タキシードを拝借することにしました。


その時、突然老紳士が部屋に入って来ました。博士は間違って部屋に入ったこと謝罪し、自分は科学者である事を説明しました。

この老紳士は、この船のオーナーであり、この船の船会社の経営者のイズメイと名乗り、博士を夕食に招待しました。

船の船内とは思えないくらい広い豪華なバンケットでは、何百人もの乗客達が豪華な夕食を楽しんでいました。

バンケットのステージではバンドによるクラッシック音楽の演奏も行われています。

この船のオーナーのイスメイは、この船は世界最大の客船で、イギリス・サウサンプトン港からニューヨークに向かって航海中である事を説明しました。

博士はあることに気が付き、急いで部屋に戻ると、部屋にあった新聞の日付が1912年4月14日である事を確認しました。

急いで甲板に出ると壁の文字を確認しました。

そこには「ＴＡＩＴＡＮＩＣ」の文字がありました。