パルテア

次のサービスエリアに入ると、黒い宇宙船も停車していました。初めて見るその宇宙船が一体何者なのか気になりました。

低い車高の車のボンネットには、獰猛な牛のエンブレムが輝いていました。車のドアが鳥の翼のように跳ね上がり、男が車から降りてきました。

挨拶をして聞くと、これは1982年製のLamborghini Countach LP500Sで、4,754ccのV型12気筒エンジンを縦型に配置したミッドシップレイアウトの車だそうです。

Lamborghiniの創業者であるLamborghini氏は、農業機械の製造で財を成した人で、Ferrari車のオーナーでもありました。強い意志からLamborghini車を作り上げた人物です。

黒い宇宙船の男との会話の最中、深海魚のような未知のデザインの車がやって来て、黒い宇宙船の隣に停車しました。

これもまたLamborghini社の車で、Lamborghini Miura P400 SVです。

今日は彼らのクラブミーティングの日で、サーキットへ行き、骨董品や芸術品のような車たちを思う存分走らせるとのことでした。

その合間に馬蹄型のグリルの車が入ってきて、一緒に停車しました。謎めいた雰囲気を纏ったこの瞬間が、まるで刺激的な映画のワンシーンのようでした。